スピーカー作ってるEdifierのゲーミングマウスがお気に入り
このコラムは、編集部員やライターがこの1年を振り返り、実際に買って「良かった!」と思う製品を簡単に紹介するコーナーです。 【画像】本体底面 PC周辺機器の中でも、筆者が年に1個以上買う製品が「マウス」である。別にすぐにヘタれてしまうからとか、性能や機能に不満があるとかそういうわけではないが、結構なペースで新製品が投入されるので、新しいもの好きとしては気になってしまうのと、マウスが変わればPC本体が変わらなくても使用感が変わるので、つい手が出るのだ。 そして今年(2024年)は、スピーカーを多数手掛けるEdifierのゲーミングブランドHECATEに属するマウス「G3M PRO(ED-G3MPRO)」がどうしても気になったので、買ってしまった。 PAW3395センサー搭載とか、1msの低遅延とか、有線/Bluetooth/2.4GHzの3モード接続とか、穴抜きなしで約63gの軽量設計とか……そういったゲーミングマウスとしての基本性能はともかく、クリック音がする「ゲーミングモード」と無音の「サイレントモード」を切り替えられるメカニカルスイッチを搭載しているのがミソだ。 つまり、音を出しても特に問題ない環境では前者で利用し、会議中や深夜家族が寝ている時間帯は後者に切り替えて利用することができる。慣れたマウスのフォルムを大きく変えることなくそのままで使え、引き出しから別の静音マウスを出してレシーバを差し替えたりせずに、裏返してスイッチでサクッと切り替えられる利便性はなかなかだ。 ゲーミングモードではHUANOの「Pink-in-Blue Micro Switch」が使われる。耐久性は約8,000万回と高い。クリックの感触は筆者の基準からすると少しだけ硬めだが、近年の大手と比較すると軽快な印象で好みである。 一方サイレントモードはHUANOの「Pink-dot Mute Micro Switch」が使われる。耐久性は約1,000万回とやや劣るが十分な水準。クリック感を残しつつノイズを大幅に抑えており、静かな環境でも全く気にならない。このスイッチの感触もなかなかで、人によってはむしろこれだけでいいかも?と思えるレベルだ。 そしてこのマウス、小さくはないのだが、重量は63gと軽量で、かつレシーバも本体内に収納できるので持ち運びにも適している。筆者はさまざまなノートPCを持ち運んで使っているが、G3M PRO購入以降は一緒に持ち運ぶ定番となった。 フォルムとしてはオーソドックスな左右対称形(サイドボタンは左配置のみなのでほぼ右手専用だが)で、大きさは控えめ。筆者の手にピッタリなので、外だけでなく、家でもノートPCでメインのマウスとして活用している。 マウスはかなり好みによりけりなところがある製品だが、もし店頭で見かけたら、ぜひとって試してみてほしい。
PC Watch,劉 尭