侍ジャパン、21日に東京ドームで米国戦…先発は若武者・高橋宏斗「今年ラスト登板に悔い残さない」
野球の国際大会「ラグザス プレミア12」(読売新聞社など協賛)の2次ラウンドに進出した日本代表「侍ジャパン」、台湾、ベネズエラ、米国の4チームが20日、試合会場の東京ドームで練習を行った。21日からの総当たり戦で、上位2チームが24日の決勝に進み、下位2チームが同日の3位決定戦に回る。21日に米国との初戦(午後7時開始)に臨む日本は、高橋宏(中日)が先発する。 【写真特集】プレミア12の華…日韓台のチアダンサーが競艶
米国戦の先発を託された高橋宏は「今年ラストの先発登板になると思う。悔いだけは絶対残さないように、マウンドに上がりたい」と意気込んだ。
今大会初先発となった15日の韓国戦は、4回2失点で降板した。8三振を奪いながら、被安打も7を数えた。本人は「自分の中で感覚は特別悪くはなかった。いい球、悪い球が両方あった」と22歳の若武者は冷静に振り返る。
基本となる直球とスプリットのコンビネーションは良かった。投球の幅を広げるカットボール、カーブといった「第3球種」の出来が今ひとつだった。この反省から、登板後は「第3球種」を見直したそう。キャッチボールなどで感覚を確かめて調整し、前日のブルペンでは満足のいく投球ができたという。
米国打線についても、映像を見るなどして、各打者の特徴やデータを確認した。「スイングは鋭い」と分析しつつ、「細心の注意を払いながら、どんどん(ストライク)ゾーン内で攻めていきたい」。できる限りの準備は尽くした。あとは日本の勝利のため、思い切って腕を振るだけだ。(林宏和)
日本・井端監督「(米国は)スピード、パワーがある選手がバランス良くいる。こちらはミスをしないようにすることが大事だと思う。優勝するためにも、初戦が大事になる」
米国・ソーシア監督「日本は(選手)全員を警戒しなければいけない。状況に応じて、我々がどのようなプレーができるかが大事だ」
台湾・曽豪駒監督「ここまで来たチームはみんな実力がある。相手がどこであろうと、努力してきたことを発揮したい」