白菜の高騰に悲鳴も!韓国冬の風物詩“キムチ作り”「キムジャン」を50代の日本人留学生ライターが体験レポート
キムジャン後のお楽しみは牡蠣ポッサム
今年の11月も暖かい日が多かったのですが、私たちがキムジャンをした週末だけはぐっと冷え込むキムジャン日和。室内もかなり冷えていたのでオンドル(韓国式床暖房)をつけてほしかったのですが、キムジャン中に過度に発酵が進んでしまうからとつけてもらえず、寒い中での重労働はさらなる疲労を生みました。 量が量だけにキムジャンは想像以上の重労働でしたが、キムジャンの締めくくりは、出来立てのキムチとポッサム(茹で豚肉)を囲む昼食です。オンニお手製のジューシーなポッサムに生牡蠣という至高の組み合わせを、出来立てのキムチと一緒にエゴマの葉で巻いて食べれば、全身疲労も吹き飛ぶおいしさ。キムジャンの日のポッサムもまた、韓国では定番の食事なのです。特に私は出来立ての浅漬けキムチをサラダ感覚で食べるのが好きなので、大満足の食事でした。 翌日は全身が筋肉痛で何もできないほどの疲労感が残りましたが、冷蔵庫に並ぶキムチの容器を見るたびに幸せな気分になります。キムジャンの季節には観光行事として韓国のあちこちでキムジャン体験ができるので、この季節に来られる方はぜひ一度挑戦してみてください。 ◆ライター・田名部知子 『冬のソナタ』の時代からK-POP、韓国ドラマを追いかけるオタク記者。女性週刊誌やエンタメ誌を中心に執筆し、取材やプライベートで渡韓回数は100回超え。韓国の食や文化についても発信中。2023年1月から、韓国ソウルで留学生活と人生初めての一人暮らしをスタート。大学が集まる新村(シンチョン)にある西江(ソガン)大学の語学堂に通いながら韓国で就活中。