広島 投打で躍動の森下を新井監督も絶賛「素晴らしいマダックス。何も言うことはございません」
「広島3-0ヤクルト」(25日、マツダスタジアム) 3週間ぶりにマツダスタジアムでの一戦に臨んだ広島が快勝。2位・阪神とのゲーム差を3に広げた。 【写真】三塁まわって急ブレーキ 二塁打なのに本塁にかえれない二塁走者 先発・森下は9回2安打無失点で今季初の完封勝利。球数91球の“マダックス”も達成して6勝目を挙げ、バットでは今季2度目の猛打賞と投打で躍動した。 打線は六回2死一、二塁で二俣の平凡な飛球を遊撃・長岡が落球。二走・上本が生還し、思わぬ形で先制。なおも2死二、三塁で会沢が2点左前適時打を放ってリードを広げた。会沢が打点を挙げるとチームは今季6戦負けなしとなった。 試合後の新井貴浩監督(47)の主な一問一答は以下の通り。 (テレビインタビュー) -雨の中、森下が好投を見せた 「(雨で)コンディションもあまり良くない中、本当、素晴らしいピッチングだったと思います。また火曜日という週頭で本当に素晴らしいピッチングだったと思います」 -6連戦初戦に指名した思い 「彼に期待するものというのは、たくさんありますので。今日は100%以上応えてくれましたね」 -六回の会沢の一本も大きかった 「あの2点タイムリー大きかったですね。追い込まれてインサイド高めの真っ直ぐだったんですけど、根性で持っていきましたね。まだまだ力ありますね」 (ペン囲み) -森下を6連戦の初戦にした意図 「彼に期待するものは大きいですし、たくさんありますので。今日ね、素晴らしいピッチング、素晴らしいマダックスを見せていただきました。何も言うことはございません」 -中継ぎ陣を休ませた点でも大きい 「もちろん大きいね。週の頭なので。立ち上がりから真っ直ぐで押し込めていたので、カットもカーブもチェンジアップもそうだし全ての球種を操っていましたね。立ち上がりを見て『今日調子いいな』と見えました」 -四回1死一塁で一走・小園がスタートを切り、けん制に誘い出されて盗塁死 「こちらからは『際(きわ)を攻めて行け』と言っている。本当、少しのところだと思う。また次、思い切って行ってほしい」 -その後、菊池が右中間へ二塁打を放ち、一走・堂林が三塁ストップ 「コーチャーも100%の判断というのはできないから。アカ(赤松外野守備走塁コーチ)はいつもいい準備をしてくれているので、またいい準備をして次の試合に臨んでほしいと思います」