ベンゲル効果で外国人監督が主流に 飲酒文化をなくしプロ意識を向上 【プレミアリーグ 巨大ビジネスの誕生④】
2023~24年シーズン終了時、20チーム中15チームが外国人監督で上位6チームの監督の国籍はスペインが3人、ドイツ、オーストラリア、アルゼンチンが1人ずつ。これまで32シーズンの歴史でイングランド出身監督が優勝した例は一度もなく、2013年にマンチェスター・ユナイテッドの監督を勇退したスコットランド出身のアレックス・ファーガソンを最後に優勝監督は外国人が独占している。プレミアリーグ創設のキーマンの一人とされる元イングランド協会コンサルタントのアレックス・フィン氏は、四半世紀を超えて様変わりしたリーグを「外国人の選手、監督、そしてオーナーによる国際的なリーグが、たまたまイングランドを舞台にして行われているだけ」と表現した。