NTT東日本の片山楽生が救援 敗戦に涙 ドラ6位指名 日本選手権
社会人野球日本選手権は第7日の4日、京セラドーム大阪で2回戦が始まり、10月のプロ野球・ドラフト会議でオリックスから6位指名を受けたNTT東日本の片山楽生(らいく)投手(22)がトヨタ自動車戦で5番手で登板した。3回3分の2を無失点と好投した。 【熱戦を写真で】NTT東日本 vs トヨタ自動車 0―9の五回1死二塁でマウンドに上がった。「なんとかこっちに流れがくるように」と伸びのある直球で、この回は打者2人を抑えた。 六回以降は毎回走者を出しながらも、変化球も巧みに使って無失点に抑えた。しかし、打線が反撃できず、チームは敗れた。 片山投手は試合後、「このメンバーで日本一にたどり着けなかったということは率直に悔しい。来季からはこの(オリックスの)本拠地で活躍して、チーム(NTT東日本)に『楽生、成長したな』と思ってほしい」と涙を流した。 片山投手は北海道・白樺学園高からNTT東日本に入社して4年目。直球と多彩な変化球を生かした安定感のある投球が持ち味で、即戦力との期待を受けてオリックスから指名された。【石川裕士】