【高松宮記念】データではシルクロードS組 香港からの刺客ビクターザウィナーに要警戒
6年ぶりに外国馬が参戦
春の訪れを告げる最強スプリンター決定戦、高松宮記念。主役不在で混戦模様の中、今年は6年ぶりに外国馬の参戦もあり、面白いメンバー構成になりそうだ。出走を予定している馬たちの前走レースを過去10年のデータとともに振り返っていく。 【高松宮記念2024 推奨馬】1200mは連対率100%、ミスプロ系は単回率163%で血統◎!外国馬の見解もあり SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA)
シルクロードS【データ:A メンバーレベル:C】
過去10年の成績【5-2-1-25】勝率15.2%、連対率21.2%、複勝率24.2% 昨年のファストフォースなど過去10年で5勝。また回収率の面でも単250%/複141%と高く、最も相性の良い前哨戦だ。 今年のシルクロードSは2番人気のルガルが好スタートを切ったなか、テイエムスパーダが外からハナを奪った。前半600m通過は33.4という流れも、2番手追走から楽に先頭に立ったルガルがそのまま押し切り、1:07.7で快勝した。2着以下は差し、追込馬が占め、先行した馬たちにとっては厳しい展開。ここで先行して3馬身差をつけた内容は評価できる。勢いそのままにGⅠ奪取なるか注目が集まる。 14着に終わったテイエムスパーダは強引に自分の形に持ち込むも展開が向かず。さらに相手強化となることも考えると、なかなか簡単にはいかないだろう。
香港スプリント【データ:B メンバーレベル:A】
過去10年の成績【1-0-1-5】勝率14.3%、連対率14.3%、複勝率28.6% 2021年にダノンスマッシュが勝利。その一方で22年6着レシステンシアや23年12着メイケイエールのように1番人気の支持を集めるも、案外の結果に終わることも多い。 抜群のスタートを決めたビクターザウィナーを制して、ジャスパークローネが逃げる展開で前半600mを34.78で通過した。4番手のインを追走したラッキースワイネスは直線で外へ持ち出されると、そのまま危なげなく押し切り4つ目のGⅠタイトルを獲得。勝ちタイムは1:09.25だった。 マッドクールは勝ち馬を斜め前に見ながら5番手を追走。直線は外に持ち出したが伸びを欠き8着という結果に終わった。スプリンターズSでハナ差2着時と同様の力を発揮できるかどうかに注目だ。