アウトドアで牛乳パックは必須? 応用力がハンパない牛乳パックの裏技とは
普段の生活では、使用後は捨てるだけの牛乳パック。しかし、アウトドアの場では様々な方法で活用することができます。意外な万能素材である牛乳パックの活用術を見ていきましょう。 【写真】アウトドアでヤバいほど役立つ牛乳パックを使った裏技を見る(全5枚)
定番の「まな板」活用は超便利
パックを開いてまな板がわりにする裏技はもはや定番といっても過言ではありません。使用後はそのまま捨てることができるのも嬉しいポイント。「意外と面倒くさい」と思う人が多いキャンプ時の洗い物を減らすことができるので、基本ながらも重要な活用方法です。 また、普通のまな板の上に牛乳パックを敷いて調理するのもとても便利。「魚や肉を切ったあとに野菜を切りたいけど、洗い場までいちいち洗いに行くのは面倒……」という時にはぜひ試してみてください。まな板の上に牛乳パックを敷き、材料を切ったあとはお皿としてそのまま材料を保管することができます。
油の処理は牛乳パックにおまかせ!
牛乳パックは油取りシートとしても大活躍します。表面のツルツルのコーティングを剥がした牛乳パックの上に揚げ物を置いておくと、油をよく吸って揚げ物がカラッした仕上がりに。 ちなみに、アウトドアの際にはあまり使わないかもしれませんが、「油とりパック」として牛乳パックを再利用する人も多いよう。牛乳パックに新聞紙やキッチンペーパー、使用済みの紙タオルなどを詰めて冷ました油を染み込ませます。日清オイリオの公式サイトによれば、自然発火を避けるために一緒に水も染み込ませた方が安全とのこと。こうすることで、凝固剤などを使わずに燃えるゴミとして油を廃棄することができます。
牛乳パックは最強の着火剤だ!
キャンプではとても重要な着火剤。万が一忘れてしまったり、足りなくなってしまった時にも牛乳パックが活躍します。 着火剤として使用する際には、大きいまま使うのではなく細かく切るのがポイント。もちろん、しっかりと乾燥させてから使用するようにしましょう。牛乳パックはワックスコーティングのおかげで、新聞紙より長く燃えます。使用後の燃えカスも少ないので、後片付けも簡単。燃やしても大丈夫かと心配してしまいがちですが、牛乳パックは紙とポリエチレンの層でできており、ダイオキシンなどの有害物質は発生しません。使用後は可燃ごみとして処分しましょう。 さらに、牛乳パックはアクティビティのお供になります。底を切り取って、切り取った部分にラップをつければ水中を覗けるアイテムの完成。川や海が近くにあるキャンプ場では水の中の様子が観察できるので、子どもと一緒のキャンプでは活躍してくれそうです。 様々な用途がある牛乳パック。アウトドアやキャンプによく行く人は、家庭で使った牛乳パックを捨てずに保管しておいてくださいね。
野中陽平