バーレーン戦で2シャドーの人選は? 先発濃厚の鎌田大地、もう1人は堂安律? それとも浅野拓磨か【日本代表】
南野や久保の起用もないとは言えない
堂安以外だと、前回出番のなかった浅野拓磨(マジョルカ)も森保監督から強い信頼を寄せられるピース。彼もまた新天地では4-2-3-1の右MFがメインだが、ボーフム時代に2列目の中央寄りのポジションを託されていたことがあり、戸惑いはないだろう。 ただ、相手も人数をかけて守ってくるだろうから、浅野が背後に飛び出せるスペースは容易に見出せない。それを鎌田ら周囲との関係性の中でいかにして作って行くのかが課題になる。公式戦ということで、なかなかリスクは冒しづらいが、浅野がこの位置で機能するかどうかはぜひ確認しておきたい。 ウイングバックやサイドハーフに入ることの多い伊東純也、中村敬斗(ともにスタッド・ドゥ・ランス)もシャドーに入ることは可能。ただ、7日の練習後のメディア対応の話を聞く限りだと、今回はその選択肢はなさそうだ。 前回はベンチ外だった旗手怜央(セルティック)もボランチ要員と位置づけられている模様で、堂安、浅野以外だと、前回はスタメンの南野と久保ということになる。2人もコンディションは悪くないし、ともにゴールを挙げていて勢いもある。 中4日という試合間隔を踏まえると、強行出場というのもないとは言えない。そのあたりは森保監督の判断になるが、いずれにしても次戦の軸は鎌田というのは間違いないだろう。 「目に見えるような結果を前の選手は求められている。自分も何かいろいろできたらいいなと思います」と、本人も中国戦前に多彩なプレーで得点・アシストを記録したいという思いを口にした。 オーストラリアを敵地で撃破したバーレーンという難敵に対し、彼の技術・アイデア・駆け引きを駆使して、新たな2シャドーの連係を確立させていければ、日本の快進撃は続くはず。2列目アタッカー陣には、中国戦で生まれた迫力、躍動感と連動性をより一層、加速させてほしいものである。 取材・文●元川悦子(フリーライター)
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