50代、仕事をやめたらお金は?リタイア後にもらえるお金の制度
リタイア後に受け取れる年金は働き方&勤務先の制度で変わる!
リタイア後、収入面で頼みの綱となるのが年金。公的年金制度は、20歳以上60歳未満の全国民が加入する国民年金と、会社員と公務員が加入する厚生年金の2階建て構造。つまり、国民年金から支給される老齢基礎年金、厚生年金から支給される老齢厚生年金、この2つを総称した老齢年金が、公的年金ということ。 「会社員なら企業年金、公務員は年金払い退職給付と、勤務先が3階部分となる上乗せ制度を導入しているケースもあります。また、個人事業主や専業主婦(夫)、一定の条件下の会社員や公務員も、個人型確定拠出年金(iDeCo)を利用すれば、さらなる上乗せが可能です。なお、個人事業主が任意加入する国民年金基金も私的年金となります」(板倉さん)。
<年金制度の体系図>
教えてくれた人 マネージャーナリスト、税理士 板倉 京さん いたくら みやこ●女性税理士の組織、ウーマン・タックス代表。相続や資産運用などシニア世代を中心に年間100人以上の相談を受け、メディアでも活躍するアラフィー世代。『定年前後のお金の正解』(ダイヤモンド社)ほか、著書多数。 取材・原文/村上早苗 イラスト/別府麻衣 ※エクラ2024年6月号掲載