「股関節痛」放置すると最悪"寝たきり"…名医が教える「股関節」の痛み・違和感を予防・改善する方法
股関節が痛い時に安静はNG!?
先生によると、股関節が痛い時に安静にするのは要注意だそうです。病院に行かず、安静にし続けていると、痛みが取れないどころか下半身の筋力低下につながる事があるのだとか。下半身の筋力が低下すると、関節を支えられなくなり骨同士が直接擦れて変形性股関節症になる恐れがあるそうです。 <下半身の筋力低下をチェック「立ち上がりテスト」> ※2名以上で行ってください (1)高さ40cmの台に座る (2)片足で立ち上がり3秒間静止する 立ち上がれない場合は、下半身の筋力が低下している可能性があるそうです。
股関節のお悩みを簡単に予防・改善!「3Dジグリング」
<「3Dジグリング」とは?> ジグリングとは貧乏ゆすりの事。貧乏ゆすりの場合、股関節は上下にしか動きませんが、先生が考案した3Dジグリングは股関節を立体的にぐるぐる動かす運動療法。痛みがない人も今のうちから3Dジグリングを始めると、股関節痛の予防になるそうです。 <3Dジグリングの効果> (1)痛み改善 (2)違和感改善 (3)痛み・違和感予防 先生によると、股関節を動かすと「滑液(かつえき)」という液体を股関節に充満させる事ができるといいます。滑液は重力などで関節内に偏っている事が多く、そのままだと関節がうまく動かず炎症などを引き起こす事があるそうです。3Dジグリングを行うと滑液が関節全体に行き渡るため、関節の動きがスムーズになり痛みや違和感の改善・予防につながるのだとか。骨に変形がある場合も違和感なく動かせるようになるそうです。 <筋トレ・軟骨再生などの効果も!> 3Dジグリングを行うと、関節の潤滑油「滑液」が徐々に行き渡り関節がスムーズに動くようになります。同時に、スクワットと同じ太もものトレーニングにもなるため、下半身の筋力が低下している人にもオススメなのだとか。さらに、滑液には軟骨の栄養分が含まれているため、長く続けると軟骨の再生の可能性も期待できるそうです。 <名医が伝授!3Dジグリング実践> ※続けてみて痛みが強くなる場合は中止してください (1)背筋を伸ばし 足を肩幅に広げて立ち 両手を股関節の付け根に添える (2)両ひざと股関節をやや深く曲げ 腰を落とす (3)骨盤を右回りに大きくゆっくりと10回回す (4)骨盤を左回りに大きくゆっくりと10回回す ≪注意点≫ 骨盤を前に出した時に痛みが出る場合はお尻を後ろに出したままで回してください。1日1回行うだけで効果が期待できるそうです。