「股関節痛」放置すると最悪"寝たきり"…名医が教える「股関節」の痛み・違和感を予防・改善する方法
身近な健康問題とその改善法を、様々なテーマで紹介する番組『健康カプセル!ゲンキの時間』。 メインMCに石丸幹二さん、サブMCは坂下千里子さんです。 ドクターは、北里大学大学院 医療系研究科 教授 整形外科医 医学博士 高平尚伸先生です。 【動画】 疲労回復や腰痛予防にも!股関節をじんわり伸ばして、寝つきも良くなるストレッチはこちら【55秒~】 今回のテーマは「~つらい股関節の痛み・違和感~名医が教える!最新の予防・改善法」 「股関節」に痛みや違和感を感じていませんか?股関節は、立ち上がる・しゃがむ・歩くなど、日常生活を過ごすなかで日々酷使されています。そのため、うまく付き合わないといつ異常が起きてもおかしくないそうです。ちょっとした違和感でも放置すると、最悪の場合寝たきりにつながる事もあるのだとか。そこで今回は、股関節の痛みや違和感を予防・改善する方法を専門医に教えてもらいました。
股関節の違和感・痛みの原因は?
<股関節の違和感・痛みの原因(1)変形性股関節症> 股関節は通常軟骨で覆われていて滑らかな動きをしますが、軟骨がすり減り骨同士が当たって変形するのが「変形性股間節症」という病気。患者数は全国で約500万人以上と推定されているのだとか。先生によると、その原因は「股関節の使いすぎ」「老化」「先天的な骨格の異常」などさまざまだそうです。 <股関節の違和感・痛みの原因(2)骨盤の後傾> 運動不足などで股関節周囲の筋肉などが凝り固まると、股関節に痛みや違和感を感じる事があるそうです。また、運動不足などで体幹の筋力が低下すると、骨盤が後傾する事があるといいます。骨盤が後傾すると、大腿骨のかかりが浅くなり体重を骨盤全体で受け止める事ができなくなるのだとか。その結果、長く歩いたりすると股関節に炎症を起こしやすくなるそうです。
「股関節の機能低下」簡単チェック
股関節の機能が低下すると痛みや違和感が生じる事があるそうです。股関節の機能が低下していないかチェックしてみましょう。 <股関節の機能低下がわかる「2ステップチェック」> ※痛みのある方は無理に行わないでください ※2名以上で行ってください (1)スタートラインを決めてつま先を揃える (2)できるだけ大股で2歩歩く (3)スタートラインからかかとまでの距離を身長で割る (2回行って良い方の数値を採用する) 【例】2歩の距離(246cm)÷身長(176cm)=結果(約1.4) ≪結果≫ 1.3以上 問題なし 1.3未満~1.1以上 低下が始まっている 1.1未満~0.9以上 機能が低下している 0.9未満 機能が低下し 社会参加に支障をきたしている