読売ジャイアンツ・オコエ瑠偉選手、プロ入り初のサヨナラ本塁打で「スカパー!サヨナラ賞」を受賞
セ・リーグ ジャイアンツ・オコエ瑠偉選手が、9,10月度の「スカパー!サヨナラ賞」を受賞した。この賞は、その月の全サヨナラ試合の中で、最も劇的なサヨナラ打を放った選手を称えたもの。 【写真を見る】サヨナラホームランを放ったオコエ瑠偉選手 オコエ選手は、9月7日東京ドームで行われた対横浜DeNA19回戦、2対2の同点で迎えた延長12回裏、二死走者なしの場面で左中間席へ劇的なサヨナラ本塁打を放った。 読売は、初回に先制点を許すも、6回裏に丸選手が本塁打を放ち、同点に追いつく。その後8回表に佐野選手に適時打を許し勝ち越されるも、9回裏、二死一、二塁から代打・中山選手が適時打を放ち、土壇場で再度同点に追いつく。延長戦では両軍の救援陣が好投を見せ、同点のまま迎えた延長12回裏、マウンドには横浜DeNAの佐々木投手。サヨナラ勝利を掴むために、まずは走者を出したい攻撃であったが、5球で簡単に二死となってしまい、引き分け濃厚の雰囲気が漂うこの場面で打席に立ったのは途中出場のオコエ選手。初球の真ん中に入った直球を豪快に振り抜くと、打球はファンの待つ左中間席へ飛び込む劇的な逆転サヨナラ本塁打となった。 オコエ選手はプロ入り初のサヨナラ本塁打、4時間41分にも及ぶ激闘に終止符を打つ一打は、チームを4年ぶりの優勝へ大きく勢いづけた。 ――今回の「スカパー!サヨナラ賞」受賞の感想をお願いします 「この度は、月間スカパー!サヨナラ賞に選んでいただけて光栄です。また、これからも頑張ろうという気持ちでいっぱいです」 ――改めて、あの打席はどういう思いでしたか? 「次が和真さんだったので、自分の中では左中間前に繋げた方が良いのか、長打というか打ちやすい空間を作りにいくかですごい迷ったんですけど、監督から背中を押してくれるようなお言葉をいただけたので、自分としては、しっかりと整理して打席に入れました」 ――監督からはどんな言葉を? 「『めんどくさいからホームランを打って来い』って(笑)」 ――その言葉を受けて、自分の気持ちを整理して一発狙っていきましたか? 「ピッチャーとの相性も良かったんで、イメージはだいぶ出来ていたので、ホームランよりも初球から甘い球が来たらしっかり振っていこうと思ってました」 ――打った瞬間の大歓声と阿部監督もベンチから飛び出すすごいリアクションがありましたが、あのときの瞬間の感想をお聞かせください 「本当にチームを優勝争いしている真っただ中だったので、そういう場面で打ったっていうこともすごい嬉しいですし、これからはしっかりと価値化して優勝したいなっていうのが一番でした」 ――今後の戦いへの意気込みをお願いします 「本当思い切っていけるところを行って、やるところをしっかり冷静になって。1試合というか1打席1打席を駄目でも、どんどん展開が進んでいくと思うので、そういった中でしっかりと切り替えながら頑張っていきたいと思います」 ――本拠地または遠征先付近でおすすめのご飯屋さんがあれば教えてください 「自分は仙台が長かったので、仙台の【サントキ】っていう焼肉屋さんがすごいオススメです。僕はもう、牛タンばっかり頼みます(笑)。他の焼き肉屋さんでも基本的にそうですね」 ――最近、ハマっていることを教えてください 「最近というか、もうずっとなんですけど、サウナはやっぱり朝から入ります」 ――オススメの場所は言えないですよね? 「いや、家に買っちゃったので。サウナ買って次の日に、今回のサヨナラホームランを打ったので、しっかり効果があるなって(笑)」 ――今回のサヨナラ打を放った際に監督から何かお声がけしていただいた内容があれば教えてください 「試合終わってハイタッチするときには、『オッシャァ!!!』だとか『オォイ!!!』と言ってもらいました」 ――最後に、ファンの皆さんへ向けて一言お願いします 「なかなか長い試合でしたが、最後の最後で良い場面に打つことができてよかったです」 ※月間スカパー!サヨナラ賞とは 月間を通じて最もインパクトのあるサヨナラ打等を放った選手に贈られる賞として2012年に制定。「試合終了最後の1球まで真剣勝負をお届けするスカパー!」から多くのファンに、プロ野球中継最大の魅力を伝えることができ、それがプロ野球界発展の一助となると考え、本賞へ協賛。 文=HOMINIS編集部
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