長谷部誠が引退会見「後悔は全くない」将来的な監督業挑戦意欲「日本なのかドイツなのかわからないが…」
今季限りで現役を引退した元日本代表主将のMF長谷部誠(フランクフルト)が24日、都内で引退会見を行った。 【写真】長谷部誠の美人モデル妻、娘&息子とハグ * * * 長谷部は「(引退の)実感は、正直湧かない。オフに入ったような感覚で。頭は理解しようとしているが、体が今すぐにでもボールを蹴りたいとうずいている。体が理解してくれない、そういう感覚です」と現在の心境を明かしつつも、「ただ、後悔は全くしていない。大きな満足とともにキャリアを終えられた」と振り返った。 クラブ、代表の両方で輝かしいキャリアを残しての引退となった。「一人のサッカー選手として、自分を客観視していた。サッカー選手として目立つプレーができるわけではなく、抜きんでたものがあるわけではない。人としても、目立つわけではなく、見た目も20年間同じ髪型をしていますし(笑い)、目立つ発言をするわけではない。そんな選手がこれだけ長くプレーさせてもらえて、タイトルも取れた。もう1回、同じキャリアを積めるかと言われれば積める気がしない」と振り返った。 ブンデスリーガ通算384試合(7得点)に出場。これはドイツ以外の外国人選手として、ポーランド代表FWレバンドフスキと並び歴代2位の記録となる。日本代表は06年にデビューし、W杯は10年南アフリカ、14年ブラジル、18年ロシアの3大会で主将として出場した。代表通算114試合2得点。 今後はドイツを拠点とし、指導者としてのキャリアを歩んでいく方針。まずは育成年代の指導を行うが「僕はこれまでのキャリアにおいて、目の前の目標を1つずつクリアしながらここまできた。将来的には、日本なのかドイツなのかわからないが、高いレベルでやれる監督になりたいなと思います」と意気込みを語った。
報知新聞社