【山口県】太陽光パネル再生、一歩前進 ㈱トクヤマが北海道の鈴木商会と連携
山口県周南市の総合化学メーカー、㈱トクヤマ(横田浩社長)は1日、北海道全域で資源リサイクル事業を営む㈱鈴木商会と、使用済み太陽光パネルのリサイクル事業で連携を図ることについて基本合意書を締結した。 トクヤマは新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と共同で、パネルの低温熱分解リサイクル技術を研究中。北海道南幌町を拠点に2025年度内の事業化を目指している。 2010年代に再生可能エネルギーの固定価格買取制度が導入されたことで急速に普及が進んだ太陽光パネル。今後は耐用年数を超えたタイミングで廃棄量の増大が見込まれている。 今回の合意で両社は、太陽光パネルに特化したリサイクル拠点の整備、広域分散型に対応した収集運搬体制の構築に向け、道内での連携の枠組み構築、業務提携先などを検討していく。