チームによっては主力級? 阪神の現役ドラフト注目選手(3)ポテンシャル抜群のドラ1も
日本野球機構(NPB)は12月8日、2023年度の現役ドラフトを開催する。同制度は各球団が2人以上の対象選手を選出し、必ず1人以上指名する仕組み。移籍の活性化により、出場機会に恵まれない選手の新天地での活躍が期待される。今回は、現役ドラフトで特に注目したい阪神タイガースの選手を紹介する。
馬場皐輔
投打:右投右打 身長/体重:180cm/97kg 生年月日:1995年5月18日 経歴:仙台育英高 – 仙台大 ドラフト:2017年ドラフト1位 盤石なリリーフ陣の中で、今季は登板数を伸ばせなかった馬場皐輔。現役ドラフトの候補にもなりうる存在である。 仙台育英高校から仙台大学に進んだ馬場は、リーグ戦で1年春から活躍。いきなり優勝に貢献すると、2年時からは先発に転向。高い奪三振率もスカウトから評価され、ドラフト1位で阪神タイガースに入団した。 しかし、入団から2年間は結果を残せずにいたため、2020年よりリリーフに挑戦。登板機会を大幅に増やすことに成功し、同年は32試合登板で防御率2.08と飛躍のシーズンを過ごした。 2021年にも44試合に登板し、3勝10ホールド・防御率3.80の成績を残して中継ぎ陣の一角として活躍。しかし、昨季は7試合の登板にとどまる悔しいシーズンとなった。 今季も開幕から出遅れ、シーズン途中に一軍昇格となったが、19試合の登板にとどまった。一方で、防御率2.45と安定感を発揮し、ドラ1右腕としての片鱗をのぞかせた。現役ドラフトの対象となれば、注目の存在となるだろう。
ベースボールチャンネル編集部