元日本ハム・王柏融、台湾プロの台鋼入り 栗山英樹氏からエール
(台北中央社)台湾プロ野球の台鋼ホークスが13日、台北市内で元日本ハムの王柏融(ワン・ボーロン)外野手の入団記者会見を行った。会場には王から「日本のお父さん」と形容される日本ハムの岩本賢一・チーム統轄副本部長兼国際グループ長が招かれ王に花束を渡したほか、王が日本ハム入りした時に監督だった栗山英樹氏もビデオメッセージを寄せ激励の言葉を送った。 王は台湾球界の三冠王として2018年末に鳴り物入りで日本ハムに入団したが、先月中旬に退団が決まった。在籍5年間で通算270試合に出場し15本塁打97打点、打率.235の成績をマークした。 岩本氏は、「来年の春にボーロンがファイターズのキャンプにいないのはとても寂しいです」としつつ、「本当に僕らボーロンのことが大好きですから、日本から北海道からずっと応援します」と声を詰まらせた。栗山氏は「いつか台湾に行きますんで、気持ちを新たに一緒に頑張っていきましょう」とエールを送った。 王は、「本当にありがとうございました」と岩本氏に感謝するとともに、日本で学んだものを若手に伝える考えを示した。来季については「チームにより多くの勝利を届けられるよう全力を尽くしたい」と意気込んだ。 台鋼によると、王とは3年総額3600万台湾元(約1億6600万円)の契約で合意した。背番号は18年まで在籍していた楽天モンキーズ時代と同じ「9」となる。 (楊啓芳/編集:羅友辰)