地方で「築50年以上の古民家」を購入して移住しようと考えています。築年数が古いと火災保険に入れない、入れても保険料が高いと聞くのですが本当でしょうか?
築年数が古い家を購入しよう考えている人のなかには、「火災保険に入れないって本当?」「加入できても、保険料がすごく高いのでは」と心配する人もいるでしょう。築50年以上の古民家の場合、加入できる火災保険は限られていたり、保険料が高かったりする傾向です。 本記事では、古い家はなぜ火災保険料が高いのか、どのようにしたら火災保険料をおさえられるかについて解説します。古民家への移住を考えている人は、参考にしてください。
築年数が古い家の火災保険
火災保険に加入したいと考えていても、築50年以上の古い家では加入できない、または保険料が高い可能性があります。火災保険料が設定されるにあたっては、築年数などのさまざまな要素によって決定されるからです。 本項では、築年数が古い家で火災保険に加入する際の保険料や、加入できないケースについて解説します。 ■火災保険料はどのように決まるのか 火災保険料は、保険会社がそれぞれの基準によって設定しています。基準となる主な要素はどの保険会社でも共通していて、「築年数」「所在地」「建物の構造」「専有面積」「補償内容」の5つです。 築年数が古い建物はそれだけ損害リスクが高いため、築年数50年といった古い家の場合、火災保険料が高くなる傾向です。そのほか、火事が起きやすい建物の構造(木造など)、災害のリスクの高い所在地であるなど、さまざまな要素によって最終的な保険料が決まります。 ■築年数が古い家は火災保険に加入できないケースもある 保険会社によって対応は違うものの、築年数50年の場合火災保険の契約ができないこともあるでしょう。例えば、新耐震基準が制定された1981年6月以降に、建設された物件でなくてはならないと定めている保険会社もあります。 しかし、築年数に制限がない保険会社も多くあります。築50年以上の古民家で火災保険に加入したい場合は、保険会社がどのような条件を掲げているか、事前に調べるとよいでしょう。