「豚バラ野菜炒め」からの「清水名物もつカレー」でB級キャンプ飯レシピの連携プレーに舌鼓
次のキャンプでは何をつくって食べようかな? と、アレコレ考えている時間がもっとも幸せなひとときです。2024年のキャンプ飯に連続攻撃の連携調理術をみなさまにご紹介します。 【写真】カマンベール投入でもはや反則級の牛白モツカレーのつくり方を見る(全12枚)
ワンスキレットの使い回しでウマ飯3品メニュー
いよいよ本格的なキャンプシーズンの到来です。キャンプ飯で心もカラダも幸せに満たされたいですね。というわけで、今回は「豚バラ野菜炒めからの清水名物もつカレー」。ひとつのスキレットを使い回して、自在にアレンジした楽しいメニューをつくってみました。 まずは「やきとん」。豚バラ串を焼いて豚バラ焼きをつまみに一杯! 乾杯のお共にシンプルな豚バラ串焼き。残った豚バラ串焼きをバラして、洗わずに使えるキャベツとニンジンが入った野菜炒めセットを豚バラ肉といっしょにスキレットで炒めます。これで2品目の豚バラ野菜炒めが完成です。 豚バラ肉を食べて、野菜を少し残したスキレットに、こてっちゃんの旨味だしでやわらかく下ごしらえ済の牛白もつを入れてしばらく煮込みます。こちらの牛白もつは和風風味で、静岡県清水の名物、清水もつカレーにピッタリの素材です。もうここまでくれば、清水名物もつカレー完成! といいたいところですが、ここで洋風をトッピング。カレーにチーズ。コレは濃く増し、ウマウマ度アップ間違いなしのアイテムです。
旨味溢れるトッピングで清水市ご当地ソウルフード完成
スーパーのオーケーで愛用し、リピ買いしているクリーム入りの花畑牧場カマンベール(無添加)をプラス。 調理中にヨダレが出てきて困ります。 スキレットの真ん中にカマンベールを投入。そのまわりにレトルトカレーをそのまま流し込みます。なんということでしょうか! チーズがとろけて、カレーと一体化して、豚バラキャベツ炒めの旨みに、牛白もつの和風出汁ベースからのカマンベールチーズうをインした洋風トッピングです。 日頃、スーパーマーケットの食品売り場を徘徊パトロールして、あーでもない、こーでもない、と少ない脳みそで足したり引いたりしながら、楽しいキャンプ飯を考案しては実験し、キャンプ現場で実践しています。2024年辰年、昇龍のごとく、前のめりに失敗を恐れず、みなさまも飽きることなく、キャンプ飯を楽しんでいきましょう。 【プチ解説】清水もつカレーとは? 清水もつカレーは、もつカレー発祥の店「金の字本店」初代・故杉本金重さんによって考案されたといわれています。静岡県清水の居酒屋定番メニュー。清水のソウルフードで、元祖は串焼きスタイルから始まり、煮込み系、鍋系、黒カレー、白カレーと進化したご当地グルメです。
多田壮一