上川隆也、主演役は「天衣無縫な男」 共演者が絶賛した「役者魂」を感じさせる進言とは
15日スタート、不動産ミステリー『問題物件』
俳優の上川隆也が9日、フジテレビ系連続ドラマ『問題物件』(15日スタート、水曜午後10時)の制作発表会見に登壇。同局制作連ドラ初主演となる本作の見どころ、家へのこだわりについてトークした。 【写真】「旅館ですか?」「屋敷やん笑」の声…内田理央が公開した実家の玄関前の様子 芸歴35年の上川は、2017年放送のドラマ『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』以来、8年ぶりに同局ドラマに出演。フジ系連ドラで主演を務めるのは『スワンの馬鹿! ~こづかい3万円の恋~』以来17年ぶりとなる。 上川は「むしろそうだったのかと思うくらいのことで、櫻子さんから8年も経っていることに今さらのように気づかされていますが、まったく意識はしていません」と言及。久しぶりのフジドラマとなるが、「現場はとても楽しいです。緊張感を持ちつつ円滑にほがらかに過ごさせて頂いています」と撮影を振り返った。 自身が演じる黒づくめの服に黄色のジャケットを羽織った独特な雰囲気を持つ謎の男・犬頭光太郎については、「説明すべき言葉がない。雲をつかむような男で何をするのか予測がつかない天衣無縫な男です」と言及。撮影では自身のアイデアが採用されたことが明かされ、「犬頭がジャーキーを好んで食べている描写があったので、登場カットから印象的にしたくジャーキーをくわえさせてほしいと進言しました。木枯らし紋次郎のつまようじような印象的なものになればいいなと思ったんです」と説明した。 不動産会社の社長・大島高丸を演じる船越英一郎は、「自分で作ったという噂を聞いた。役者魂を感じますね」と絶賛。上川は細長いビーフジャーキーが見つからなかったため、“自作のささみジャーキー”を現場に持参したことを明かし、「無いなら作るしかないと思った。簡単にネットに作り方が書いてありました」と語った。 家へのこだわりを披露するトークセッションで上川は、「我が家には老境に達したワン子がいまして、彼女の一番過ごしやすい環境に整えるのが第一選択肢なんです」とコメント。「個人的には彼女の足腰を維持するためにも、階段があってほしい。溺愛しております」と愛犬家ならではのこだわりを語った。 本作は、自殺、ポルターガイスト、失踪、ゴミ屋敷など、さまざまな不動産物件で起こる奇々怪々な事件の謎を、破天荒なヒーローと物件マニアのヒロインが鮮やかに解決していく不動産ミステリー。原作は、昨年公開された映画『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』の脚本などを手がける作家・大倉崇裕氏の『問題物件』、『天使の棲む部屋 問題物件』(光文社)で待望の映像化となる。 会見には、浜野謙太、本多力、船越英一郎、俳優犬のコラレも出席した。
ENCOUNT編集部