バレー久光製薬の選手たちが病院を訪問 子どもたちと笑顔の触れあい
練習拠点である神戸市の病院へ
バレー久光製薬の選手たちが病院を訪問 子どもたちと笑顔の触れあい THEPAGE大阪
バレーボールV・プレミアリーグ女子の久光製薬スプリングスの選手6人(古藤千鶴、新鍋理沙、岩坂名奈、水田祐未、石井優希、野本梨佳)が11日、練習拠点である神戸市の神戸大学医学部附属病院を訪れ、入院している子どもたちと触れあい、楽しいひと時を過ごした。
「パス」「スパイク」に歓声
6人がプレイルームに現れると、子どもたちや家族らの顔がほころんだ。拍手で迎えられた後、まず石井選手と野本選手がパスを披露。石井選手がスパイクも見せると歓声が上がった。 柔らかいボールを使ってみんなでパスを回した後は「じゃんけん大会」。選手に勝った子どもたちはサイン色紙を手渡ししてもらい、笑顔で記念撮影も。選手も嬉しそうに応じていた。
子どもたちから選手に質問、答えに納得の声も
その後の質問&リクエストコーナーでは、「岩坂選手、子どもを抱っこして写真撮ってください」、「新鍋選手と一緒に写真が撮りたい」といったリクエストや、「どうしたらそんなに大きくなれるんですか?」(薬を飲むのに苦労している男の子からは)「苦い薬を飲まなければならないときどうしていますか?」といった質問も。 「どうしたら大きくなれるんですか?」の質問には、「いっぱい食べていっぱい寝ていました」とみんなが同じ答え、最も背の高い187センチの岩坂選手が「3食、牛乳を飲んでいました」と付け足すと、「おおー」と納得の声が上がった。 苦い薬については、「苦くないと思い込んで」と石井選手、「鼻をつまんで」と野本、古藤選手、「好きな食べ物だと思って」と岩坂選手。新鍋選手が「嫌いですけど頑張って飲みます」と答えると、「そうそう、頑張って飲もうね」と先生も続け、みんなで励ました。
色紙に「一緒にバレーをしようね」直筆メッセージも
「とても楽しいです。子どもが元気になれます」とけがで入院している男の子のお父さんが嬉しそうに話すと、新鍋選手のファンでいつもテレビで見ていたという11歳の女の子は憧れの新鍋選手から色紙を手渡してもらって大喜び。その色紙には「今度一緒にバレーしようね♪」の直筆メッセージも。 「スポーツ選手もけがをして、ひどい場合は半年以上もバレーができないこともあったり、つらい思いをしています。でも明るい未来を思って頑張っています。みんなも同じ、この日のことをこれからの入院生活の力にして頑張ってください」と、この訪問を企画した整形外科の黒田良祐先生がそう励まし、全員で記念撮影。選手たちは最後にプレイルームに来られなかった子どもたちの病室も訪れ、声をかけたり写真を撮って励ましていた。