4月に届いた「年賀状」が話題 珍しい消印に思わず目を疑う「郵便局員でも見ないレアなはがき」
ポストから見えた「お年玉番号」に怪訝な思いを抱いたが…
年賀状が届いた際の心境をゆづかさんに尋ねると、始めは怪しさを感じたそうで「ポストの隙間からお年玉番号がのぞいており『この時期に年賀状…?』と怪訝に思いました」と話します。 続けて「取り出すと、風景印のペンギンが一番に目に飛び込み、何かワクワクするものが届いたと直感しました! 次いで『昭和基地内、6.1.1』の消印を確認した時には、マンションの共同ポストで思わずひゃっと声を上げてしまいました」と振り返ります。 思わぬ郵便物を発見したゆづかさん。「南極は、子供の頃から今もずっと憧れの地なので、ポストに宝物が入っていたような感覚で、心が躍りました」と喜びの胸中を明かしてくれました。
南極の「昭和基地」に手紙を送る場合の料金は
南極大陸から4ヶ月かけて届いた「年賀状」が大きな話題となりました。ここからは、日本から南極大陸まで手紙を送る場合の「郵便料金」について紹介します。 「昭和基地」という、日本の南極観測の拠点地には1年に1度、郵便局が開設されます。郵便物は「しらせ」という南極観測船に乗って運ばれ、郵便料金は「封書84円」で日本国内と同じ郵便料金です。 ちなみに2023年の南極観測船「しらせ」のスケジュールは、2023年11月日本出航、12月昭和基地接岸・2024年昭和基地離岸、2024年4月帰港、4月の帰港で到着した手紙は、日本各地の郵便配達員が配達するという流れとなっています。@yudukamasanariさんに届いた年賀状も「しらせ」に乗って日本へやって来たというわけですね。
普段は漫画家として活動、Xでも情報を発信中
いかがでしょうか。今回は、Xで話題になっている「南極から届いた年賀状」を紹介しました。 投稿主の「ゆづか正成(@yudukamasanari)」さんは、普段は漫画家として活動しています。2023年2月25日発売の「月刊少年シリウス4月号(講談社)」では、新連載「騎士王の食卓」が開始。 2023年3月8日には「騎士王の食卓(講談社)」単行本2巻が発売開始となっています。Xアカウントでは漫画に関する情報も発信されています。
参考資料
・@yudukamasanari ・国立極地研究所 ・【NICTオープンハウス2023】知の限界を超え未来の社会基盤を創るNICT ・STUDIO Type 'T' - ゆづか正成 web site
小野田 裕太