全国8年ぶり電子投票、大阪の四條畷市長選・市議補選で始まる…投票のたび職員がパスワード入力
全国で8年ぶりに電子投票が導入された大阪府四條畷市長選、市議補選(欠員1)の期日前投票が16日、始まり、有権者が早速、タブレット端末を使って投票した。 【ひと目でわかる図解】電子投票のイメージ
市役所の会議室に設けられた期日前投票所では、午前8時半から受け付けを開始。市長選、市議補選で各6台のタブレット端末が記載台に置かれ、有権者は端末の画面に表示された候補者名をタップして投票した。二重投票を防ぐため投票のたびにロックがかかり、職員がパスワードを入力して解除した。
無職の男性(82)は「機器の操作が不安だったが、画面を3回押すだけで投票でき、やってみたら簡単だった」と話した。
15日に告示された市長選と市議補選には、いずれも新人2人が立候補している。投開票は22日。市選管は開票作業について、同様に市長選と市議補選がセットだった前回より約40分短い約1時間に短縮できると見込む。
電子投票は2002年に地方選に限って解禁されたが、システムトラブルへの懸念などから、実施は16年までの10自治体25選挙にとどまる。