悠仁さま、筑波大には「東京から通学」で…いま懸念されている「公務・帝王学」の行方
秋篠宮家の長男・悠仁さまが筑波大学(茨城県つくば市)の推薦入試に合格したことが、12月11日に発表された。だが、そのキャンパスライフを巡っては数々の懸念点がある。 【写真】小室圭さんの様子がおかしい…2年前とは「まるで別人」に!
開かれた大学のメリット・デメリット
前編記事『このままでは「万が一の事態」が…悠仁さまの「筑波大進学」で、これから宮内庁を悩ます「最大の問題」』でも指摘したように、悠仁さまの筑波大入学を巡って特に心配されているのが、警備の問題だ。 「ニュースで『大学の門』と紹介されていましたが、世間一般的なイメージの門が筑波大にはありません。知らない間に校内に入っている感じなんです」(筑波大の男子学生) 筑波大学は地域にも開かれた大学であり、学外の人も気軽にキャンパス内に出入りできるという。 「地元の方が散歩やジョギングをしている姿をよく見かけます。オープンな雰囲気も筑波大の魅力です」(筑波大の女子学生) 良さでもあるその開放感は、いざ要人を迎える際には不安材料にもなる。 「テロリスト、という表現は行き過ぎかもしれませんが、天皇制に反対する人や不審な人物が学内に潜んでしまう可能性はゼロではありません。卒業生として、セキュリティ面が心配なんです。 監視カメラなどを増設するのでしょうし、警備員も増員させるでしょう。そうした費用をどこから出すかも問題です。宮内庁なのか、大学なのか。筑波大は国立ですし、学生にその費用を負担させるわけにはいきません」(筑波大OB) こうした警備費用の捻出についても懸念がある。同大では質の高い教育・研究などを推進するための寄付を募っているが、それだけでは不十分だという指摘もある。また、老朽化が進んだ施設や設備は改修する必要もあるのだ。
東京からの通学で危惧されること
悠仁さまに指導的な役割を果たすのではないか――そんな教職員を新たに雇用する動きもみられるという。科学技術振興協会が提供する「JREC-IN Portal」というサイトに、気になる求人情報がある。 悠仁さまが入学予定の生命環境学群で、2名の特任助教を新たに公募する求人が掲載されていたのだ。 特任助教と任期付きで雇用され、特定の研究テーマやプロジェクトに携わることになる。今回の募集は任期が3年、最大で5年になっている。 「文科省が大学に対して、さまざまな費用負担をすれば『筑波大が皇族権威を使ってお金を取ってきた』との批判が出る恐れがあります。国公立大学はどこも予算不足に苦しんでいます。いくら皇族のためとはいえ、特別措置が過ぎるとバッシングの対象になりかねない。バランスが大切なのですが……」(皇室事情に詳しい名古屋大学の河西秀哉准教授) さらに、悠仁さまの通学についても課題が残る。現時点では、赤坂御用地(東京都港区)のお住まいから車で通学される予定だが、片道およそ70キロ、1時間半~2時間の移動を毎日行うことになる。 皇族が都内を移動する際には前後に警備の車が連なり、警察が信号機を止める。これが日常になれば交通渋滞や混乱を招く恐れがある。運転手や宮内庁職員の負担も増えるだろう。彼らは悠仁さまを大学付近まで送り届けたあと、学内のどこかで待機し、帰宅時間に再び迎えに行くことになるのか。 「職員が待機する専用の部屋を作っている、とか、教室を改修するという話は聞こえてきません。空き教室を利用されるのでしょうか。あるいは近所にはカフェやレストランもたくさんあるので、そこで時間をつぶすことになるのでしょうか」(前出の女子学生)