「『つなぐ』ビジネス拡大へ」 100億円投じた新工場 7月本格稼働 ヒロセ電機
ヒロセ電機が建設を進めていた「新郡山工場(郡山ヒロセ電機)」(福島県郡山市)が完成し6日、現地で竣工式が開催された。自動車や産機向けを中心にプリント基板用コネクターなどを生産する拠点で、100億円強を投資した。 【関連写真】規模が大幅に拡大した新郡山工場 新郡山工場は、4万7720平方メートルの敷地に、地上2階建て延べ2万7689平方メートルの規模で建設された。旧郡山工場と比較し、敷地面積が約1.7倍、生産スペースが約2.7倍と大幅な規模拡大を図っている。 主な生産品目は、プリント基板用コネクターと角形コネクター。7月からの本格稼働を予定しており、順次、生産設備を拡充し、数年後には工場の売り上げを旧郡山工場の3倍程度に伸ばしていく計画だ。現在の従業員数は約180人で、売り上げ拡大に合わせ、順次増員する。 式に出席した石井和徳社長は「われわれが手掛ける『つなぐ』ビジネスは、今後ますます大きくなっていく。当社のポリシーである先行・先端・差別化・差異化のモノづくりをさらに追求する」などと抱負を語った。
電波新聞社 報道本部