発達障害グレーだった小4長男が「ガリガリの野良猫」を保護→子猫との交流で“驚きの変化”が
【今日のにゃんこタイム~○○さん家の猫がかわいすぎる Vol.151】 動物には、人の心を丸くする力がある。パパひつじさん(@hitsuji_blg)は息子さんと愛猫の絆を見て、そう感じ、胸が熱くなりました。 【画像】保護された時のモコちゃん 癇癪がひどく、叫んで暴れることが頻繁にあった長男さん。実は過去に、発達障害グレーゾーンの診断を受けたことがあったそう。しかし、その暮らしは1匹の野良猫と出会ったことで激変しました。
精神的に限界な時に息子が野良猫を保護して
8年ほど前の冬、当時小学校4年生だった長男さんはガリガリの子猫を保護。「この子を飼いたい」と言われたものの、パパひつじさんは猫アレルギー。飼うことは難しいと告げました。 当時、長男さんは自分の怒りが上手くコントロールできず、ソファーをひっくり返したり、テーブルに包丁を突き刺さしたりと苦しんでいたそう。家族は、支え方に悩んでいました。 そんな中で抱いた優しい気持ちを、大切にしてあげたい。そう思い、パパひつじさんは自宅の庭にダンボールと毛布で猫の家を作り、毎日、長男さんに猫用フードを渡しました。
窓のサッシに子猫がチョコン
猫を飼いたいとの想いは、長くは続かないだろう。パパひつじさんは心で、そう思っていましたが、長男さんは毎日、猫のもとへ。ご飯をあげ、小さな命を守ろうとしていました。雪の日にはダンボールの向きを変え、雪が入らないように工夫していたこともあったそう。 そんな交流を数日ほど続けたある日、夕食後に窓を叩くような音が。気になり、カーテンを開けると、窓のサッシにチョコンと乗る子猫の姿がありました。言葉のない訴えを受け、家族はパパひつじさんをガン見。根負けしたパパひつじさんは、子猫を迎え入れることにしました。
猫との交流で長男の癇癪が激減
子猫の名前は、モコに決定。大人しく、右手が不自由でした。幸い、心配していたほどアレルギー症状はひどくなく、自身で上手く対処することに。 「モコは過去に骨折などの怪我をして、骨に異常があったようです。右手の肉球を触られるのを嫌がりました。高いところに飛び乗る、飛び降りる、走るなどの動作は見せませんでした」 その姿に重なったのは、3か月前に他界した義母。義母も右手に不自由があったため、パパひつじさんは「猫になって会いに来てくれた」と思ったのです。 モコちゃんとの生活が始まると、長男さんの行動に少しずつ変化が。大きな音が苦手なモコちゃんを気遣い、大きな声を出さなくなったのです。保護から数日で、癇癪を起こす頻度は激減。自分を愛してくれる長男さんに、モコちゃんはいつもぴったりくっついていました。