世界遺産五箇山に“水のカーテン” 合掌集落守る放水
KNB北日本放送
南砺市五箇山できょう、世界遺産に登録されている合掌造り集落を火災から守る一斉放水が行われ、白く輝く水のアーチが見られました。 合掌造りのかやぶき屋根を優に超える高さ30メートル近い水のアーチ。高く上がった水が霧状になって、万一火が出た際、延焼を防ぎます。 南砺市五箇山の菅沼集落には9棟の合掌造りの建物がありますが、かやぶきの屋根は燃えやすいため暖房の使用などで火災の危険が増す冬を前に、毎年消火訓練を行っています。 きょうは、住民や消防団員らおよそ50人が、集落にある24基の放水銃やポンプ車を使って放水し世界遺産を守る防災意識を高めていました。 この訓練が終わると五箇山に冬がやってきます。