マーケティング戦略見直し主張 会長選立候補の渡辺守成氏―IOC
【ロンドン時事】国際オリンピック委員会(IOC)の会長選に立候補している国際体操連盟会長の渡辺守成氏が11日、ロイター通信のインタビューに応じ、IOCはマーケティング戦略を見直す必要があるなどと主張した。 渡辺氏は五輪期間中にスポンサー企業が競技会場で広告を出せないことから、スポンサーが負担する金額に対して得られる利益が少ないと指摘。日本企業のトヨタ自動車やブリヂストン、パナソニックが五輪の最高位スポンサー契約から撤退することに触れ、「企業にとって大きな価値があり、サポートしたいが、見合う価値も当然必要」と語った。会長と理事会に権限が集中している現在の意思決定プロセスについても改めるべきだとした。 トーマス・バッハ現会長の後任を決める会長選は来年3月に行われ、渡辺氏を含む7人が立候補している。