センバツ高校野球 組み合わせ抽選 初戦相手決まる 18日開幕 /宮城
第95回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が10日、大阪市北区の毎日新聞大阪本社オーバルホールであった。仙台育英(宮城)は慶応(神奈川)、東北(宮城)は山梨学院(山梨)、能代松陽(秋田)は石橋(栃木)とそれぞれ対戦する。18日の開幕に向け、各校主将が意気込みを語った。 ◇宮城・仙台育英VS慶応 夏春連覇に挑戦する仙台育英は大会第4日、第3試合で慶応との対戦が決まった。 2年ぶり15回目のセンバツに臨む仙台育英。エースの高橋煌稀(2年)や主砲の斎藤陽(同)ら、昨夏の甲子園優勝メンバーが多数残るのが強みだ。分厚い投手陣を原動力に昨秋の東北地区大会を制し、勢いに乗る。 慶応は5年ぶり10回目の出場。「エンジョイ・ベースボール」を掲げ、昨秋の関東地区大会で4強入りした。【五十嵐和大】 ◇宮城・東北VS山梨学院 12年ぶり20回目のセンバツ出場となる東北は開幕試合となる大会第1日第1試合、山梨学院との初戦に臨む。 東北は右腕のハッブス大起(2年)、左腕の秋本羚冴(同)の両投手を中心に粘り強く守り、好機を逃さない打撃も魅力だ。佐藤洋監督は「いつも通りのプレーをしてくれれば、結果は後から付いてくる」と話す。 山梨学院は2年連続6回目の出場。強豪がひしめく昨秋の関東地区大会で優勝した。【五十嵐和大】 ◇秋田・能代松陽VS石橋 センバツ初出場の能代松陽は大会第4日の第1試合で、春夏通じて初出場の石橋(21世紀枠)と対戦する。県立高同士の対決だ。 能代松陽はエース右腕の森岡大智(2年)を中心とする堅守で昨秋の東北地区大会は4強入り。大高有生(同)ら昨夏の甲子園でベンチ入りした7人をはじめ、経験豊富な選手がそろう。工藤明監督は「選考理由にも挙がった、高校生らしいはつらつとしたプレーを見せたい」と話す。【猪森万里夏】