【オーストラリア】豪9月建設認可4.4%増、一戸建てが押し上げ
豪政府統計局(ABS)は10月31日、9月の住宅建設認可件数(季節調整値)を発表し、1万4,842件と前月比4.4%増、前年同月比6.8%増となった。全ての種類の住宅が前月比で増加し、特に一戸建て住宅が9,745件と22年8月以来の高水準となったことが全体を押し上げた。【NNAオーストラリア編集部】 一戸建て住宅の認可数は前月比2.2%増、前年同月比16.7%増だった。一戸建てを除く集合住宅などの認可数は4,653件で、前月比4.7%増、前年同月比12.2%減だった。 主な州の認可件数は、◇ニューサウスウェールズ州:2,918件(前月比14.8%減)◇ビクトリア州:4,914件(6%増)◇クイーンズランド州:3,438件(14.3%増)◇南オーストラリア州:1,123件(8.2%増)◇西オーストラリア州:2,000件(11.4%増)◇タスマニア州:204件(0.5%増)――となった。 住宅建設の認可額は68億8,000万豪ドル(約6,900億円)で前月比0.2%増だった。また、非住宅を含む建設認可額全体は136億900万豪ドルと1.4%増だった。 ABSの建設統計部門のロッシー部長は、「一戸建てを除く集合住宅などの認可数は前月比で伸びたが、前月に13.5%減少したことに続き低水準にとどまっている」と述べた。