国民民主党・玉木雄一郎代表

　国民民主党の玉木雄一郎代表（55）が3日、フジテレビ「日曜報道　THE　PRIME」（日曜前7・30）に出演。他党との政策ごとの連携について言及した。 　国民民主は、10月27日に投開票された第50回衆院選で、公示前の4倍の28議席を獲得し、政界のキャスチングボートを握りつつある。 　自民、公明両党の与党は、派閥裏金事件などの政治とカネ問題、世界平和統一家庭連合（旧統一教会）問題が影響して計215議席で過半数（233）を割り込む大敗を喫した。一方、立憲民主党は公示前の98から50増の148議席に躍進。国民民主党は7議席から28議席に大幅増となっている。日本維新の会（公示前43）は38議席、共産党（同10）は8議席で、それぞれ減らした。 　玉木氏は、他党との連携について、「オープンであることが大事だと思います。国対は国対でいろいろ調整してきたんですけど、議事録も残らないし、なんでそういう決定に至ったのかということが分からなかった。それを外に出して、もう国対だけでは決められないような状況になったことは、国民にある種、政策決定の権限を取り戻したというか、オープンになってきたっていうことでは意義がある変化だと思っています」と述べた。 　2日の自身のインターネット番組では、自民党と政策ごとに連携する国民民主の方針を巡り「石破政権の延命に協力するつもりはない。あくまで政策本位だ」と強調。「手取りを増やす」政策の実現にも重ねて意欲を示していた。