オヤジ臭&湿気とのちゃんぽんで最凶化!! 不快指数1000%の「生乾き臭」撃退術
■意外と気づかない悪臭の原因
「エアコン、車内各部のにおい対策は行ったのにまだにおう」という場合は以下もチェック。 ■前部座席のシートポケット&後部座席フロアマット、スライドドアのドアポケット 子どものいる家庭では、子どもは後部座席にいることが多い。 運転席や助手席にいる大人が気づかない間にお菓子の食べ残しを放置、食べかすやジュースをこぼしてシートやフロアマットを汚していたりするもの。そしてフロントシートのシートポケット内もチェック! また、スライドドアも盲点。後部座席をチェックする時に車外からスライドドアを開けてチェックすると、スライドドアのドアポケットに何かがあっても気づけないもの。スライドドア装備車は各部チェックを車内から行うことをお薦めする。 ■動物などの死骸、おしっこ あまりないことだが、前述の対策を行っても「まだなにか腐敗臭のような……」と感じる場合は、道路上の動物の死骸を知らず知らずのうちに轢いてしまい、クルマのどこかに付着して腐敗臭を出している場合がある。 また、エンジンルーム内に小動物の死骸があり、そこから腐敗臭が漂っている場合も。 エンジンを止めた後はボンネット内が暖かいので小動物などが入り込んだり、猫のおしっこがボンネット内パーツにかかっていて「エアコンを外気導入にするとなぜかにおう」なんてことだってある。 ひととおりにおい対策をしても、まだクサいにおいが取れない場合は、これらを疑ってみてほしい。
■消臭剤や芳香剤は、残念ながら多くの場合"気休め"
カーショップに行くと、数多くの消臭剤や芳香剤が売られている。車内に置いたり噴霧したりしても、使用直後から少しの間は効果を発揮するがその多くは効果が持続しない。 ずいぶん昔のテレビCMにもあったように、「クサいにおいは元から絶たなきゃダメ!」なのである。 また、クサいにおいの上から芳香剤を使うとワンランク上の悪臭となる場合もあるので、芳香剤を使うならやはり"クサいにおいを元から絶った後"にするのがお薦め。