伝説のラーメン店「ちゃぶ屋」店主が開いた「古民家ヌードゥル 黒揚羽森住」(大網白里市)
ちばとぴ!グルメ部です。 ラーメン通の間では有名な「柳麺ちゃぶ屋」(東京都内)を創業した森住康二氏は、2002年に「TVチャンピオン新行列店ラーメン職人選手権」(テレビ東京)で優勝。2010年末には香港に出店した系列店「MIST」がラーメン店では初めて「ミシュランガイド」で一ツ星を獲得。そのこだわりぬいた仕事ぶりに“ラーメン界のイチロー”とも呼ばれていました。 そんな森住氏が、大網白里市に2024年3月にお店を開きました。田園が広がる牧歌的な風景の中に現れる古民家が、「古民家ヌードゥル 黒揚羽森住」です。 開店以来、連日行列ができる同店へ、足を運んでみました!
◆職人技のラーメン。足を運ぶ価値あり!
平日の11時少し前に、店に到着。周辺には何もないのですが、同店の駐車場には車がどんどん入ってきてあっという間に満車になってしまいました。 店頭で記名して待つシステムで、すでに8番目。30分ほど待って入店できました。 平日なのでまだ良かったのですが、週末はかなり混雑。早い時間に予定販売数が完売になることもあるそうです。 メニューは「醤油らぁ麺」(1000円)、「黒中華、おゝ油」(1200円)、「梅塩だし中華」(1100円)の3品。 グルメ部員Hは「梅塩だし中華」をオーダー。まず驚くのが、器。他のラーメン店では見たことのない重厚な焼き物の丼で提供されます。魚介系のだしで、まろやかで澄み切ったスープ。南高梅、とろろ昆布、チャーシュー、タケノコ、大葉のトッピング。多彩な味のハーモニーで、味の変化を楽しめます。麺は、やわらかな細麺で、スープのうま味がよくからみます。 一方でグルメ部員Tは、「醤油らぁ麺」を注文。以前開いていた県内の店でも提供していた一品なので、こちらが森住氏の定番のようです。 しょうゆベースの澄んだスープは、カツオ節など魚介系のだしとしょうゆのうま味が口の中に広がります。 トロトロ、ホロホロのチャーシューもスープに深みを与えています。 ラーメンのトッピングでは珍しい炙りタケノコは、サクッとした食感が楽しめます。 具材一つ一つに主張が感じられ、職人・森住のこだわりを堪能できました。
◆築150年の古民家を再生
古民家を再生したつくりで、寺社のような店構え。黒揚羽の紋章ののれん? が高級日本料理店のような雰囲気です。 一見、ラーメン店とは思えないので通り過ぎないようご用心。 店内は天井が高く開放感があり、カウンターと大テーブルに分かれています。 ラーメンだけではなく、空間、インテリア、器など、細部にまで店主の心意気が垣間見れるお店でした。 ◆古民家ヌードゥル 黒揚羽森住 【住所】 千葉県大網白里市北横川175-1 【営業日】11:00~15:00(L.O) 【定休日】 月曜日(臨時休業があるのでインスタで確認)