バルセロナ、天才J・フェリックスのオーバーヘッド弾でカディス撃破!公式戦6連勝…弾みをつけてPSG戦&クラシコへ
13日のラ・リーガ第31節、バルセロナは敵地ヌエボ・ミランディージャでのカディス戦に1-0で勝利した。 次のミッドウィークにチャンピオンズリーグ準々決勝2ndレグPSG戦、また週末にはクラシコを控えているバルセロナ。チャビ監督はこのカディス戦でやはりローテーションを敢行し、ここまで全試合に出場してきたギュンドアンほか、アラウホ、フレンキー・デ・ヨング、ペドリ、ヤマルをベンチスタートに(レヴァンドフスキ、カンセロ、イニゴ・マルティネスは出場停止)。GKテア・シュテーゲン、DFフォルト、クバルシ、クリステンセン、マルコス・アロンソ、MFフェルミン、オリオル・ロメウ、セルジ・ロベルト、FWフェラン、ヴィトール・ロケ、ジョアン・フェリックスをスタメンとして起用している。 前半、バルセロナはボールこそ保持したものの、多数の主力選手たちを欠いたこともあってカディスの堅守を崩すアイデアを持たなかった。パス回しもすべてが遅くチームとして効果的なプレーは見せられなかったが、しかし彼らには脅威的な個人技を持つ選手がいた。そう、J・フェリックスである。 前節ラス・パルマス戦(1-0)でも、途中出場から魔法のタッチの浮き球によってハフィーニャのゴールをお膳立てしたJ・フェリックス。この試合では30分を過ぎるまでほとんど存在感がなく、その輝きは相変わらず不安定、断続的だったが、激しく輝いた際の眩しさは圧倒的だ。ポルトガル代表FWは37分に迎えたCKの場面で、ファーに流れてきたボールから左足のオーバーヘッドキックを見せて、見事ネットを揺らしている。 J・フェリックスの今季成績はこれで10得点6アシストに。2020-21シーズン、2021-22シーズンに記録したアトレティコでの最高成績に並んだ。 1点リードのまま後半を迎えたバルセロナは、カディスの攻勢にも苦しみながら追加点を狙う。チャビ監督は62分に交代カードを切り、クリステンセン、フォルト、ヴィトール・ロケを下げてクンデ、ペドリ、ヤマルを投入。その後にはヤマル、J・フェリックスと次々にチャンスを迎えていったが、決め切ることができない。また79分にはサマッセクに強烈なシュートを放たれたものの、テア・シュテーゲンの好守で失点を免れた。 チャビ監督は80分にフェルミンをハフィーニャ、86分にJ・フェリックス(先制ゴール後は強烈な存在感を示し続けた)をカサードに代える。最後の最後までカディスの執念の攻撃に苦しんだバルセロナだったが、J・フェリックスによる虎の子の1点を守り切り、ローテーションを敢行しながらも何とか勝ち点3を持ち帰ることに成功している。公式戦ここ13試合10勝3分けで、ここ6試合全勝(ラ・リーガは3連勝)のバルセロナは、首位レアル・マドリーとの勝ち点8差をキープしている。