<いざ!頂点へ・24センバツ報徳学園>選手紹介/7 /兵庫
◇守備向上へ充実感 安田羽瑠(はる)選手(2年) 堅守が伝統のチームで、要求される高いレベルの守備力を目指して自主練習に励んでいる。「練習は結構好き。頑張って結果が出た時に気持ちいいし、皆でやると、しんどいけど充実感がある」 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 俊足巧打を持ち味とするが、昨年秋に関東遠征で練習試合に起用された時は、打撃が振るわず落ち込んだ。調子の良い時の感覚やスイングを思い出せるようメモや動画を残そうと思いつき、時々見返してはイメージを記憶に焼きつけていると、春に向け調子が上がってきた。 親元を離れて最初はさみしかった寮生活も、夜中に仲間とラーメンを作ったり風呂でしゃべったりして楽しんでいる。月に1度はサウナへ。汗をかいた後に飲むコーヒー牛乳が最高の癒やしだ。 (1)176センチ・70キロ(2)右・左(3)内野手(4)志免町立志免(福岡) ◇妥協決別、練習重ね 貞岡拓磨選手(2年) 「何で僕はAに入れないんですか」。2年に進級してすぐ、身体能力や試合成績などで決まるA~Fの練習のグループ分けで、大角健二監督に直談判したことがあった。 「自主練習やってないやろ。そういう所から変えてみたらどうや」。そう諭されてハッとした。練習は決められたメニューをこなすだけ、私生活もだらけていた覚えがあった。「日々の積み重ねが試合に出る。妥協癖はやめよう」。すぐに朝の自主練習を始めると、野球に取り組む姿勢が変わっていった。 自宅でも、洗濯や家事の手伝いを済ませてバットを振る。一番活躍を見てほしいのは両親。「自分が後悔しないよう頑張って」。母直子さんの言葉が、怠けそうな時や苦しい時の道しるべだ。 (1)175センチ・77キロ(2)左・左(3)内野手(4)神戸市立白川台 ……………………………………………………………………………………………………… 【データの見方】 (1)身長・体重(2)投・打(3)ポジション(4)出身中 〔神戸版〕