米議員団が台湾訪問 次期総統と会談、支持継続の姿勢示す
アメリカ議会下院の超党派の議員団が台湾を訪れ、5月に就任する予定の頼清徳次期総統と会談し、支持を継続する姿勢を示しました。 アメリカ議会下院で中国に関する問題を扱う特別委員会のギャラガー委員長ら超党派の議員団は22日、台湾の総統府を訪れ、蔡英文総統、頼清徳次期総統と相次いで会談しました。 頼氏は台湾統一を掲げ、圧力を強める中国を念頭に「対話などに加えて、防衛力の強化により台湾を守るという決心を国際社会に伝える」と述べ、台湾に対する支持を求めました。 これに対し、ギャラガー委員長は「中国が台湾への侵攻を試みたとしても失敗に終わるだろう」と述べた上で、「アメリカは台湾と共にある」と支持を継続する姿勢を示しました。 また、アメリカ政府は台湾に約7500万ドル、日本円で112億円相当の軍事物資などの売却を決め、議会に通知したということです。 これに対し中国外務省は、「アメリカは『一つの中国』という原則に違反し、中国の主権と利益を損ねた。アメリカに対し売却を停止するよう促すとともに、国家の主権と完全な領土を守る」と反発しています。