“関係改善に注力”強調 日中外相会談、友好ムードのワケ
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急速な接近の背後に何があるのでしょうか。中国を訪問している岩屋外務大臣は王毅外相と会談し、両国関係を改善していく方針で一致しました。 岩屋毅 外務大臣 「日中関係が発展して、前進してよかったなと、両国の国民が思ってもらえるような関係をぜひ構築していきたいと思います」 中国 王毅外相 「中国と日本は隣の国であります。両国関係は二国間を超える重要な意義があります。中日関係が安定すれば、アジアがさらに安定します」 ともに両国関係の改善を強調した、岩屋外務大臣と王毅外相。 “友好ムード”の背景にあるのは… アメリカ トランプ次期大統領 「中国の自動車に200%の関税をかけて売れなくします。アメリカで売れなくするのです」 中国に強硬な姿勢を見せる、アメリカのトランプ次期大統領です。 会談後、岩屋外務大臣は「日中関係を進めていくことで一致した」と強調しました。また、来年、早い時期に王毅外相が訪日することでも合意したということです。 そのうえで岩屋大臣は「米中関係の安定は極めて重要」と言及しました。 これに先立って面会した李強首相は「来年は必ずいい空気が生まれると信じている」と発言。トランプ次期政権に備え、日中関係を改善したい考えをにじませました。
TBSテレビ