4．Windows 10の延長サポートを購入 　もちろん、Windows 10マシンのサポートを購入することはできる。Microsoftは先頃、特に企業と教育機関向けに、Windows 10の「Extended Security Updates」（ESU）の料金を発表した。消費者向けの料金はまだ明らかにされていない。 企業の場合 1年目：デバイス1台につき61ドル 2年目：デバイス1台につき122ドル（1年目の2倍） 3年目：デバイス1台につき244ドル（2年目の2倍） 　この料金は、従来の「5×5」のアクティベーションキー方式に基づいている。Microsoftは同社のクラウドベースの更新管理ソリューションである「Microsoft Intune」や「Windows Autopatch」などを使用する組織に25％の割引を提供し、1年目の料金を最大5台のデバイスでユーザー1人あたり45ドルに引き下げている。 教育機関の場合 1年目：1ライセンスあたり1ドル 2年目：1ライセンスあたり2ドル 3年目：1ライセンスあたり4ドル 「Windows 365」ユーザーの場合 　「Windows 365 Cloud PC」にアクセスするWindows 10デバイスには、Extended Security Updatesが追加料金なしで含まれる。 　Windows 10のESUプログラムは、料金が毎年2倍になり、利用できるのは最長3年であることに注意してほしい。Microsoftは、どうしてもWindows 10を使い続けてほしくない。同社が述べたように、「Extended Security Updatesで意図しているのは、長期的な解決策ではなく、一時的な措置だ」 　さらに、ESUで提供されるのはセキュリティ更新プログラムだけだ。新機能や非セキュリティパッチは提供されない。問題が発生した場合、テクニカルサポートは限定的で、有効なサポートプランが必要になる。 　要約すると、営利組織向けの料金が3年間でデバイス1台あたり61～244ドルであるのに対し、教育機関には大幅な割引が適用され、1ライセンスあたり1～4ドルとなる。消費者向けの料金はまだ発表されていない。 　筆者自身がESUを利用するとしたら、他の選択肢が本当に全くない場合だけだろう。 5．代替のセキュリティパッチを試す 　最後に、0Patchという企業が、サポート終了後のOS向けにカスタマイズされたパッチを提供している。たとえば、0Patchは「Windows Server 2012」を2026年までサポートする予定だ。同社は現在、Windows 10を年額約25ドルでサポートしている。 無視してWindows 10を使い続ける 　これは自殺行為だ。絶対にやめてほしい。Windows 10 PCを決してインターネットに接続しないというのでなければ、トラブルを招くだけだ。 結論 　古いWindows 10 PCを捨てないでほしい。Microsoftのサポート終了後も、長きにわたって有効に活用する方法は数多くある。ChromeOS FlexとLinuxにより、筆者は10年以上前の元Windows PCを今でも生産性の高いマシンとして利用している。古いからといって、役に立たないわけではない。少し工夫すればいいだけだ。 この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。