ゴミだらけの最貧シェアハウスに住む20歳男性の事情「身分証がないのでバイトの応募も賃貸契約もできません」
退職届を出したのにもみ消されて…
だが、この就職がそもそもの失敗だったと語る。 「常態化していたパワハラのストレスと、工場に空調がないせいで夏に体調を崩し1日だけ休んだんです。そうしたら上司が社員寮に押しかけ出社を強制してきた」 満身創痍の川崎さんにさらに追い打ちをかける出来事が。 「心身ともに限界で退職届を出したのに、それすらもみ消されて、無断欠勤扱いです」 仕事を飛ばした悪者に仕立て上げられ、耐えきれなくなった川崎さんはすぐに寮を飛び出してホームレスになった。 カネも仕事も、身分証もない。そのうえ親も頼れないとなれば、這い上がる道は険しいと痛感しているという。 「でも、ここの住人はもっとひどい境遇の人もいるんで。弱音ばかり言ってられません」 親に仕事に……ガチャ失敗は一度とは限らない。 取材・文/週刊SPA!編集部 ―[[親ガチャ貧困]の実態]―
日刊SPA!