名古屋D・今村佳太「ラストピース」が合流!常勝ドルフィンズへ…「試合の流れを引き寄せる存在になる」
◇ドルフィンズ”新鮮組”5人衆(1) SG/SF今村佳太(28)=背番号30 りそなB1リーグ中地区の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(名古屋D)に今季から加わった5人の新戦力を紹介する。1人目は昨季まで西地区のライバルとして互いにしのぎを削ってきた琉球から加入した今村佳太(28)。 ドルフィンズのキーマンであり、「ラストピース」。3点シュートでの得点力に加え、チャンスメークにもたける。常勝の琉球を支え、日本代表にも名を連ねた補強の目玉は「要所でシュートを決めきり、試合の流れを引き寄せる存在になる」と役割を自覚する。 開幕直前に右手を負傷。チームの核として期待されていただけに「すごく申し訳ない気持ちと、早く試合に出たい思いが強い」とリハビリに励んだ。日本代表で共闘した同学年の斎藤拓実、佐藤卓磨とは「あうんの呼吸で、どんなプレーがしたいか言葉を交わさなくてもできるぐらいの仲」と連係はばっちり。ようやくけがも癒え、9日の千葉J戦で今季B1初出場にこぎ着けた。 初めてとなる愛知県での暮らしも「とにかく生活しやすい」と楽しんでいる。好物のウナギを使った本場の「ひつまぶし」も堪能し、「ご飯がおいしい」と名古屋の街との相性も抜群。パワースポットでも知られる熱田神宮も参拝するなど趣味の寺社巡りで英気を養い、家族サービスにもいそしむ。 負傷中も12月7日、8日の琉球戦を励みにしてきた。昨季まで4シーズン在籍した古巣との一戦を「大一番」と表現し、「良いところも悪いところも知っている。絶対に負けたくない相手」と気持ちを高ぶらせている。3年連続でチャンピオンシップ決勝に進出している「西の横綱」に対し、「ドルフィンズがどれだけ戦えるかを示す良いチャンス」と見据える。 ◇ ◇ 梶山信吾ゼネラルマネジャー(GM)のひと言メモ ヒーローは後から遅れてやってくる。絶対に欲しかった選手で、彼が入ることでチームがより良くなる。
中日スポーツ