ロシア、ウクライナ東部への進撃が加速化…「4つの村を占領」
ウクライナ東部への進撃に拍車をかけているロシアが29日(現地時間)、東部地域の4つの村を占領したと発表した。 ロシア国防省は同日、ウクライナ東部ドネツク州のセリドベ(ロシア名セリドボ)村を完全に占領したと明らかにした。セリドベは最近ロシア軍が攻撃を続けた村で、2022年にロシアがウクライナの「特別軍事作戦」を開始する前には約2万人の住民が暮らしていた。 これに先立ち、ロシア国防省はこの24時間、ヒルニク(ゴルニャク)、カテリニウカ(カテリノフカ)、ボゴヤブレンカ(ドブロボリイェ)のドネツクの3つの村を占領したと発表した。 ロシア軍が東部戦線で早く進撃する一方、劣勢に置かれているウクライナ軍は、西側により多くの支援を訴えている状況だとAFP通信は伝えた。 また、北朝鮮軍がロシア軍の攻撃に加わるという観測が出ている中、ロシア軍の攻勢が強化されていると述べた。 AFP通信は米国シンクタンク戦争研究所(ISW)を引用してロシア軍が10月ウクライナ領土で進撃範囲を478平方キロメートル広げ、これはウクライナ「特別軍事作戦」初期である2022年3月以降最高記録だと伝えた。ロシア軍の8月と9月の進撃範囲はそれぞれ477平方キロメートル、459平方キロメートルだ。