ハンガリーが決勝T進出に望み、負傷者出しながらも劇的弾で勝利
【AFP=時事】サッカー欧州選手権(UEFA Euro 2024)は23日、グループリーグの試合が行われ、グループAのハンガリーは1-0でスコットランドに勝利。バルナバーシュ・バルガ(Barnabas Varga)を恐ろしいけがで失ったが、ケビン・チョボト(Kevin Csoboth)が後半アディショナルタイム10分に決勝点を決め、ベスト16入りに望みをつないだ。 【写真】負傷してピッチに倒れたハンガリーのバルガ(その他全13枚) バルガは後半途中、味方のFKに頭で合わせようとした際に、飛び出してきた相手GKやDFとともにペナルティーエリア内であおむけに倒れた。これによって試合は長く中断し、バルガはシートで隠された内側でメディカルスタッフによる治療を受けた後、チームメートが明らかにショックを受けた様子を見せる中、担架で運び出された。ハンガリーサッカー連盟(MLSZ)は試合後、バルガが独シュツットガルト(Stuttgart)市内の病院で「安定した状態」にあることを明かしている。 決勝点を挙げたチョボトは、バルガのユニホームを掲げてゴールを負傷したチームメートにささげた。ロランド・サライ(Roland Sallai)は「もちろん、残り15分から20分は彼のために戦っていた。彼のために勝ちたかったし、この勝利を彼にささげる」とコメントした。 対するスコットランドは、自分たちが終了間際にゴールへ迫っていたところから決勝点を奪われ、史上初となる主要大会の決勝トーナメント進出の可能性が断たれる悔しい結果になった。 グループのもう1試合では、ドイツが1-1でスイスと引き分けて首位通過を決めた。スイスも2位で決勝トーナメントへ進出し、ハンガリーは他グループの結果次第で、各組3位の中での上位成績で突破する可能性がある。【翻訳編集】 AFPBB News