MAOが決勝で佐々木大輔を破り悲願の「KING OF DDT」初制覇「両国のメインはMAOだ!」【DDT】
それに対し、MAOは「髙木さん、2009年のトーナメント、決勝で負けて両国のメインに立てなかったかもしれないけど、あんたはあの両国でザ・グレート・サスケとウェポンランブルやって、中学生の俺の心はときめいちゃったんだよ。俺がここにいるのは全部お前のせいだ。だから、あんたが勝ったら、両国のメインはウェポンランブルだ」と突き付け、髙木は「OK」と受諾。さらに髙木は「俺はお前を祝福しに来たんだ。ビールしかねぇだろ」と言うと、3人で乾杯した。そしてMAOは「上野勇希が勝ったら通常ルールだ」と宣告。 バックステージでMAOは「獲っちまったよ、テッペン。トーナメント20周年の節目を優勝したのは俺だ。両国、俺は自分の口からはKO-D無差別級に挑戦したいって言うことはなかったと思う。いや言いたくなかったんだと思う。でもこうやってやらなきゃいけないときが来るんだよ。今がしかるべきときなんだよ。上野勇希でも髙木三四郎でも、どっちが来ても俺のドラマティックドリームだ。どっちとも俺にはストーリーがある。深い関わり、因縁がある。どっちが来ても悔いがない。今年はもうすでに最高だ」とコメント。
敗れた佐々木は「MAO、お前が強くなったのか、佐々木大輔が弱くなったのか分からない。きっとMAOは強くなった。MAO、お前に負けた男のなかの男からのお願いだ。俺の代わりに上野勇希を不幸にしてくれ。もし髙木三四郎が上がってきたら、髙木三四郎を引きずり降ろして、副社長になってくれ」と吐き捨てた。 上野は「僕たちはお互いが負けじと戦ってきて、両国で出会えるかもしれません。髙木三四郎を超えれば、その後も見えてくる。今のDDTはすごいよ。髙木さんが夢を見てドリームを作ってくれて、僕たちが夢を見て、夢を見せてる。みんなの人生見れるよ。でもDDTを背負ってるのは上野勇希だから」と語った。 髙木は「MAOが優勝したのはいいよ。なんでもう上野と両国のメインでやりますみたいな空気になってるの? 俺にもチャンスはあるし、俺の15年の夢というものがあるから。でも今日はMAOが優勝しておめでとうという気持ちが強いかな」と述べた。 大会終了後、MAOが7・21両国国技館で、6・5新宿でのKO-D無差別級王座戦の勝者に挑戦することが決まった。