「シャネル」フレグランス&ビューティ部門の新社長 ロレアルやコティ、トッズなどで30年以上のキャリア
シャネル(CHANEL)はこのほど、フレグランス&ビューティ部門の社長にシモーナ・カッタネオ(Simona Cattaneo)を任命した。カッタネオは10月にシャネルに入社し、年末に退任するアンヌ・キルビー(Anne Kirby)の後任となる予定だ。 【画像】「シャネル」フレグランス&ビューティ部門の新社長 ロレアルやコティ、トッズなどで30年以上のキャリア
カッタネオはロレアル(L’OREAL)でキャリアをスタートし、2008年から12年には「バーバリー ビューティ(BURBERRY BEAUTY)」のシニア・ヴァイス・プレジデントとパルファン・クリスチャン・ディオール(PARFUMS CHRISTIAN DIOR)のメイクアップ責任者を務めた。16年、チーフ・マーケティング・オフィサーとしてコティに入社し、その後ラグジュアリー部門の社長に就任。20以上のブランドを管理していた。21年からトッズ・グループのジェネラル・マネージャーを務めている。
シャネルは声明の中で、「シモーナは経験豊富なグローバルビジネスリーダーとして、ラグジュアリービューティ業界での30年以上のキャリアを生かしてくれるだろう」と述べた。「彼女はプレステージブランドを管理し、商品カテゴリーにまたがる新規事業を立ち上げ、世界中に拠点を置く複雑なグローバル組織の中で大きな変革を導いてきた」と続ける。好業績のチームを一貫して育成してきたことも評価した。シャネルによると同氏は、ダイバーシティー&インクルージョンや男女平等、女性のエンパワーメントの推進にも積極的だという。
キルビー社長はラグジュアリー業界に35年間身を置き、18年9月から現職。近年では、新世代のアーティストコミュニティー「コメット コレクティヴ(COMETES COLLECTIVE)」を始動し、シャネル メークアップ クリエイティブ ストゥディオに異なる視点を融合させることで、創造性の可能性をけん引した。