熊本市電の “ドア開き走行” 『開閉検知スイッチの部品取り付けミス」が原因と報告書を公表 運輸安全委員会
熊本放送
今年1月、熊本市電のドアが開いたまま走行した重大インシデントについて、国の運輸安全委員会が報告書を公表しました。 【写真を見る】熊本市電の “ドア開き走行” 『開閉検知スイッチの部品取り付けミス」が原因と報告書を公表 運輸安全委員会 これは今年1月5日、市電が熊本市中央区の交通局前電停を発車した直後、車両中央付近にある左側のドアが開いたままの状態で約75メートル走行したものです。 国の運輸安全委員会が公表した報告書によりますと、ドアの開閉を検知するスイッチの部品が整備の段階で本来とは逆向きに取り付けられ、ドアが閉まっていると検知されていたことが原因とみられるとしています。 この影響で、ドアが閉まっていることを知らせるライトが点灯し、ドアが開いた状態では走行できないようになっている安全装置も作動しなかったということです。 その上で、報告書は、ドアが閉まっていると思い込んだ運転士が目視での確認を怠っていたことも指摘しています。
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