【からつボート(モーニング)一般】上田龍星 大舞台での活躍を見据えて試行錯誤
<4日・からつボート・5日目> 前節3連続優出だった上田龍星は、今年ここまで年間キャリアハイタイの12優出。4連続優出の懸かった5日目の準優戦は、道中果敢に前を追ったが惜しくも3着。自身の年間最多優出もお預けとなった。 今節は調整に手を焼いた。整備と試運転を何度も繰り返し、「全体的に普通」だった足色は4日目にようやく変わり身を見せた。「展開をつくってくれた藤井(徹)さんのおかげです」と謙遜したものの、4コースからズバッとまくり差して待望の今節初白星を手にした。「本体を洗浄して、ターンの感触が良くなった」と懸命な作業が実を結び、生命線のターン回りを上向かせた。それでも、「まだ試運転の感じの良さが本番では足りない」と辛口の評価。もうひと足を求めて入念に機力を整えてきた。 優出こそ逃したが、「最終日も頑張ります」と次につながる走りをと、ただ前を向く。22日からSGダービー(戸田)、そして来月1日からは地元住之江のGⅠと大舞台での戦いが続く。「強く意識しています。タイトルは取りたいです」。大きな輝きを目指して、さらなるビッグウエーブに乗っていく。