リーグワン5位終戦の神戸が総括会見 続投レニーHC「来季成長できる」 NZ代表サベアら10選手退団
ラグビーリーグワン1部で5位だった神戸は10日、神戸市内のクラブハウスでシーズン総括記者会見を行い、選手、スタッフの去就などを発表した。元オーストラリア代表ヘッドコーチ(HC)で、今季就任したデーブ・レニーHCは「(4位以内に入れず)プレーオフに行けなくて残念。重要な試合、重要な局面でおかしたターンオーバー(ボール喪失や奪取)で、相手にトライをギフトしてしまう場面があった」と振り返り、続投する来季へ向け「今季を土台に成長できる」と前を向いた。また、共同主将を務めたWTB山下楽平は「来季優勝できるように、きょうこの瞬間から、頑張っていきたい」と誓った。 山下と共同主将を務めたニュージーランド(NZ)代表ロックのブロディ・レタリックは残留。今季限りで退団する選手は、NZ代表NO8アーディー・サベア、2018年度トップリーグ優勝メンバーのロック張碩煥ら10選手。同クラブハウスで退団会見したサベアは「日本人のタックルの低さは学びになった。ここで過ごした時間は忘れがたい」と感謝し、「ここ2年ラグビー漬けだったので、家族との時間を大切にしたい。スーパーラグビーではなく、地元に帰って、まずはクラブラグビーから」と次の所属先は未定とした。 また、スタッフでは在籍12年のニコラス・ホルテンFWコーチらが退任する。続投するレニーHCの下で、神戸が来季、巻き返しをはかる。
報知新聞社