JR西の全乗務員がiPad携帯へ 異常時の情報共有などに活用
来年1月以降に順次導入予定
異常時などに乗務員らが情報共有を図るため、JR西日本は12日、全乗務員がiPadを携帯すると発表した。導入は来年1月以降になる予定。 JR西「おおさか東線」北区間の新駅概要発表 2019年春開業へ
乗務列車変更時はすぐに別の運転時刻表を表示
同社によると、アプリケーションの活用や乗務員が使うマニュアル電子データ化による閲覧性の向上により、異常が発生した際の対応能力を向上させることが目的だという。それにより、利用客への案内や情報提供に活用することもでき、利用客の満足度向上を図るという。 これに合わせ、マニュアルの電子化による軽量化や差し換え作業の軽減、ペーパーレス化も実現。在来線からの新たな取り組みとして、異常時に運転用時刻表を検索・表示するシステムも導入するという。 また、列車の遅延や運休などで乗務する列車が変更になった際は、タブレット端末に運転用時刻表を表示でき、運転用の時刻表を準備していた時間を短縮することも可能だ。 運転士にはiPad Air、車掌や客室乗務員にはiPad miniが導入され、その台数は合わせて約8600台にのぼり、来年1月以降に順次導入されるという。