国連安保理、米ロが非難応酬 国際平和協議、日本は改革要求
【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は16日、ロシアのラブロフ外相が議長を務め、国際平和への多国間協力を協議する会合を開いた。ウクライナに侵攻を続けるロシアと、パレスチナ自治区ガザの戦闘でイスラエルを支援する米国が互いを非難。拒否権を持つ米ロの対立で安保理は紛争解決を主導できておらず、日本などからは改革を求める声が上がった。 会合でラブロフ氏は、米国が多国間主義や国際法を重視すると言いながら自国を「例外扱い」して利益を追求し、同盟国に「絶対服従」を強いていると批判した。米国のトーマスグリーンフィールド国連大使はロシアのウクライナ侵攻を国連憲章違反だと指摘した。