OPECプラス閣僚ら、原油相場の弱気な反応に否定的な見方
(ブルームバーグ): 石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成するOPECプラスの担当閣僚らは、10月からの段階的な削減幅縮小に対する原油相場の弱気な反応に否定的な見方を示し、市場はいずれOPECプラスの方針が正しいことを理解することになると述べた。
OPECプラス、減産延長で合意-10月以降は徐々に削減幅縮小へ (2)
OPECプラスの主要産油国閣僚は6日、ロシアでのサンクトペテルブルク国際経済フォーラムで、OPECプラスとして石油市場の安定に引き続きコミットしており、いかなる変化にも迅速に対応できると述べた。サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は今月2日の合意は、他の多くのOPECプラス合意と同様に必要であれば生産量の変更を一時停止または撤回するオプションが残されているとあらためて述べた。
また一部の銀行アナリストやメディアの今回の合意に対する解釈を批判し、市場はOPECプラスが「正しいこと」をしたという見解でまとまるとの見方を示した。
同エネルギー相は「われわれは最善の仕事をした」と述べ、「1日か2日待てば現実が見えるだろう」と続けた。
原題:OPEC+ Ministers Reject Bearish Reaction to Oil Output Increase(抜粋)
--取材協力:Anthony Di Paola.
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Salma El Wardany